柱なし、壁穴開けなしでも賃貸マンションにハンモックを設置する方法。

ディアウォールでハンモックを設置する

これからのジメジメとした梅雨の時期、そして寝苦しい夏の熱帯夜をできるだけ快適に過ごすためにハンモックはいいかがでしょう?

家の中にハンモックを設置するって言ってもハードルが高いのではないか、そう思っている方は多くいらっしゃいませんか?

例えば、
「マンションだから柱とか梁がないし、ハンモックを吊れる環境じゃないでしょ?」とか、
「ハンモックって取り付けるのに壁や柱に穴を開けなきゃいけないのなら、うちは賃貸だし無理だな…。」

そのような理由でハンモックを諦めている方にはぜひ読んで参考にしていただきたいです。

 

柱がないなら、作っちゃえばいい!

実は、ハンモック職人である私も賃貸マンション住まい。柱もなければ、壁に穴を開けることもはばかられます。
でも、どうしても家にハンモックを取り付けたい!と思っていたので、何かいい方法はないものかとずっと考えていました。そこで思いついたのが、ディアウォールを使う方法。

このディアウォールを使って柱を作り、そこに金具を取り付けてハンモックを設置しちゃおうという方法です。しかも一人で作業ができるのがいいところ。

注意
ディアウォールは本来、棚などを創作する時に使う床と天井のつっぱりるもので、もちろんハンモックを吊るためのものではありません。
メーカーさんも推奨しているわけではありませんので、今回のような用途で使用する場合は、十分に気をつけて設置してください。

とはいえ、ディアウォールはやはりとても便利で丈夫な商品です。
実際、私も設置するまではハンモックに乗った人間の荷重に耐えることができるか不安はありました。

しかしどうしても家にハンモックを取り付けたいという気持ちが強く、ここはハンモック職人である私が身をもって試してみる!と意気込んでやってみることにしました。

条件
今回ご紹介する取り付け方法は、部屋の幅が2.8m以下であることが条件です。

 

 

【事前確認】ハンモックの設置予定場所の高さと幅を測る。

はじめに、ハンモックを設置する場所の高さと幅を測ります。
上記に2.8m以下と条件を表記した理由は、2.8mのつっぱり棒を使用するためです。
(ちなみに今回の部屋の幅は257cnでした。)

高さを測るのはディアウォールを使うためで、部屋の高さに合わせてツーバイフォーの木材をカットする必要があるからです。
詳しくはメーカーさんのWebにあるディアウォールの施工方法をご覧いただければと思います。

 

【Step.1】道具と工具を準備する。

下記のものを準備してください。すべて市販されているものだけで賄えます。

ハンモックのディアウォール吊りにひつような道具

  • ディアウォール×2セット
  • ツーバイフォーの木材×2本(取り付け場所の高さに準じてカットが必要。)
  • つっぱり棒(2.8m)×1
  • リングプレート×2
  • カラビナ×2(ロープで代用可)
  • タッピングビス×8
  • ハンモック×1(今回使ったのは全長約305cmのもの。)

 

そして使う工具はこちら。

ハンモックのディアウォール吊りに必要な工具

  • メジャー
  • 電動ドリル
  • 下地センサー (念のため)
  • ノコギリ(木材を購入店でカットできる場合は不要)

 

【Step.2】木材をカットする。

木材を切って高さを調整する

木材にディアウォールを取り付けるためにカットします。
説明書を見ると、「天井の高さよりマイナス4.5cm」に木材をカットして取り付けるのを推奨されています。

 

【Step.3】ディアウォールを立てる位置の強度を確認する。

ハンモックを吊るために強度を測る

打ちっ放しの物件など壁の中の強度がある程度わかっている場合は省いていただいても構いませんが、念のため下地センサーを使って、壁際の天井で頑丈な部分を確かめます。

 

【Step.4】ディアウォールを使って柱を立てる。

ディアウォールの柱を立てる

前のステップで確認した天井の頑丈な部分めがけて、左右両側にディアウォールを付けた木材を突っ張らせます。

ディアウォールの優秀な点としてお伝えしたいのが、木材を突っ張らせると一発でほぼ垂直に立ってくれるところ。
他のメーカーさんの同用途の商品だとなかなか垂直に立ってくれず、水準器を使いながら微調整する必要がありました。

 

【Step.5】リングプレートを取り付ける。

ハンモックに必要な金具を取り付ける

電動ドリル×タッピングビスで木材にリングプレートを取り付けます。
リングプレートを取り付ける高さですが、今回は床面から170cmほどの高さに取り付けました。
同等の吊り幅、ハンモックの大きさであればこの高さを参考にしてみてください。

両側とも床面から同じ高さに取り付けてください。

 

MEMO
リングプレートは、1つにつき対荷重40kg〜60kgのものをご準備ください。

ビスはネジ頭のサイズがM4.5、長さは3.8mmのものです。ツーバイフォーの木材の厚さが約4cmなので、それ以上の長さだと貫通してしまいます。

3.8cmのビスでは少し心もとないと正直不安ではありましたが、実際に設置してハンモックに乗ってみても強度は十分でした。(被験者の体重約65kg。)

 

【Step.6】両側の木材をつっぱり棒で押さえつける。

ハンモックを突っ張り棒でつける

ハンモックに乗るとなると、ディアウォールを立てただけでは強度が不十分です。
ハンモックを乗ったときに内側にかかる荷重を、外側に押さえつける役割を果たすのがつっぱり棒です。

つっぱり棒の選び方ですが、長さは取り付ける部屋の幅以上のもので太めのものをご用意ください。今回使用したのは最大280cmまで伸びるつっぱり棒。直径は約3cm。

両サイドの木材がきちんと平行がに向かい合っているか確認し、つっぱり棒を水平に取り付けます。
さらにここでポイントになるのが、つっぱり棒を取り付ける高さです。リングプレートの位置から20〜30cmほど上に取り付けましょう。

 

【Step.7】カラビナをつけたハンモックをリングプレートに取り付ける。

ハンモックにはカラビナが便利

いよいよハンモックの取り付けです。
ハンモックにカラビナをつけ、リングプレートに連結します。カラビナの代わりにロープを使っても設置可能です。

しかしカラビナを使えばハンモックの脱着が容易になるので、使わないときは片側にまとめておくこともできて便利です。

 

【完成】それと注意点を何点か。ハンモック生活を安全に楽しむために。

ハンモックをディアウォールで取り付けるの完成

以上で設置完了です。
まずはハンモックの真ん中にゆっくりと腰を下ろしてみてください。だんだんと荷重をかけていってハンモックに乗るときはお尻から、それから横になる体勢にという流れです。

乗る時の注意点としては、揺らしすぎないこと。
ディアウォールは垂直方向には強度がありますが、横方向の荷重には強いとは言えません。

乗る時に多少揺れるくらいは問題ありませんが、ブランコのように揺らすのは危険です。
特にお子さんがお使いになる時には十分に気をつけください。

また、より安全にハンモックを楽しむために定期点検もおすすめします。

  • 両方の木材が垂直に立っているか。
  • 木材同士が真正面を向いて立っているか。
  • つっぱり棒は水平が保たれているか。

以上のことを1ヶ月に一度確認することでより安全性が増します。

最後に、この方法の耐荷重についてです。自分で測ったところ、80kg(大人1人+幼児1人)くらいまでは耐えることができました。
しかし約110kg(大人2人)を試そうだんだん荷重をかけていくと、木材が動く感覚があったので即やめました。
60〜70kgくらいまでが問題なく乗れる範囲のようです。

みなさまも安全第一で、設置のDIYごとハンモックを楽しんでみてください。

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