ハンモックを編むときに使う道具、編み針(Shuttle)。市販されているものもあるのですが、プラスチック製が多いんです。
木製のほうが手にしっくりくるし、使うほどに味わいが出てきて愛着が湧くはず!と編み針はすべて自分で作ることにしています。
作り方はコツコツと彫刻刀で彫るのみ。そこで軽くて加工しやすい桐を使って作っていたのですが、軽い分壊れやすいというデメリットが。
別の種類の材で作ったほうがいいのかなと思っていたところに、ハンモックスタンド制作でいつもお世話になっている木工職人さんからナラの端材を譲っていただくことになりました。(ホント、いつもありがとうございます…。)

木でできたものが大好物な私ですが、木の種類には疎く…。でも木目がキレイだなぁという印象。香りもいいです。

下書き通りに削っていきます。編み針の先端はひもとひもの間に通しやすいようにシャープに、そしてなめらかに。

編み針の中部分もくり抜くように削っていきます。
桐の場合は柔らかいため、中の棒状になっている部分が根元からボキッといっちゃうことが多いのですが、ナラは細く削った部分も桐より全然強い!

最後に全体的にヤスリをかけて完成。ハンモックのひもをこうやって編み針にセットして編みます。
そういえば、以前淡路クラフトサーカスさん に出店した時のこと。若い漁師の方とお話する機会があって、漁をする網が壊れたときは、これと同じような編み針で修理するんですっておっしゃっていたことを思い出しました。
ハンモックと漁の網、それ以外の用途はあるのだろうか…。もしあったとしてニーズがあれば編み針の制作販売も考えようかな。(笑)
とにもかくにも、これでガツガツ編めそうです。
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