あまり知られていないであろう、ハンモックに関する用語。中には呼び名もあるかどうかわからないもの(こと)もあったり。
しかし呼称をきちんと定義することで、カスタムオーダーやハンモックの取り付けの際にきっと役立つはず!意気込んでまとめてみました。
ハンモックの各部位の名前について
ベッド
アミアミの部分を差します。この部分の横幅を広くすることで横並びに複数人乗ることができます。(ただし、柱の耐荷重にご注意ください。)
また、吊り幅が広めの場合はベッドサイズの大きいものを使いましょう。
吊り幅が広いところにサイズの小さいハンモックを吊ってしまうと、ロープで長さの不足分を補ったとしてもハンモックがピンと張りすぎて、硬い寝心地になってしまいます。
(ex.Bed-mock 180cm→ベッド部分の横幅が180cm。)
ハンモックの全長を指すものではありませんのでご注意ください。
アイ
ハンモックの両端にある、丸い部分のこと。目のような形をしていることからその名が付いたと言われています。
ハンモックに乗るとこの部分に大きな荷重がかかるので、補強するためにシンブルという金具を中に仕込んでいます。
シンブルは手で外せるようになっているので、洗濯するときはシンブルを外して洗濯機に入れてください。
アーム
ベッドとアイを繋ぐ、間の部分がアームです。Qestaのアイ〜アームの長さは約60cmで制作しています。(これはデフォルトの長さなので、ご希望があれば長さも調整できます。)
アイとアーム、それぞの左右を違う色をチョイスすることもできます。遊び心を取り入れてみたい!人と違うものがいい!そんな方にオススメのカスタマイズ例です。
ハンモックの設置に関する用語
ハンモックの取り付け方法を口頭で伝えるとき、いささか困るのが高さや幅の呼称です。
「ここの高さが〜」とか、「この部分の幅が〜」とか、やはり呼び名をつけないと説明が長くなってしまいます。
中にはまだ名前がない(私が調べたところ)ものもあるので、それらについてはQesta独自で名前をつけることにしました。
吊り幅(設置幅)
ハンモックを設置する場所の幅のこと。
もしもハンモックの全長に対して、吊り幅が広すぎたらどうなるか。そんなとき、ロープで長さを補うだけでは解決できない場合があります。ハンモック全長を長くしないとハンモックが張りすぎてしまうのです。
そのようなことを防ぐために、Qestaではこの幅を教えていただければそこにフィットする大きさのハンモックをお作りしています。
吊り高
アイを取り付ける高さのこと。私は160cm〜170cmの高さにセットすることが多いです。横から見て、ハンモックがバナナ型になるような高さにセットします。
座面高
ハンモックを吊ったときの地面〜座る部分の高さのこと。人が乗ると沈み込むので、その高さを想定して取り付け作業を行います。高さ60cm〜70cmを目安に取り付けを行うと座りやすいです。
まとめ
ハンモックの寝心地は、《吊り幅・吊り高・ハンモックの全長》この三者の関係性によって左右されます。そこで考えているのが、『ハンモック設置の公式を作ろう』ということ。
様々な場所でハンモックを吊ることでデータを取っているので、それらを計算して作っています。しかしもっと確かなものにするために今後も継続し、みなさまに公表して使っていただければと思っています。
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